【守破離】型破りな存在になるには?
『規矩(きく)作法 守り尽くして破るとも 離るるとても本を忘るな』~千利休~
道を極めるにはまずは、お手本や基本が大事であり、忘れてはならぬということですね。
まずは基本に忠実であり、基本からいきなり離れないことです。
そして基本を忠実に守っていると、ある日、いつか『型破り』になる日がきます。
そうなるとかなりの領域に身を置き、成長を感じられる時ですね。
でもそのさらに成長をしようと思ったときに、道を見失いそうになり
いわゆる『スランプ』に落ちる上級者もいるものです。
このスランプから抜け出す、道標はやはり『型』、つまり『基本』というわけです。
演奏家、楽器を扱うアーティストは毎日練習しますが、
やはり基礎練習は一日たりとも欠かさないと言います。
よく何かの研修を受け、研修を終えた後に、ビジネスの現場に身を投じる時に
人は大体二分されます。
型を守り忠実に研修で得たものを再現しようとする人、
型から離れ、自分の思うがままに正しいと思う行動をとる人。
後者の方は「カタナシ」であり、形がないから「めちゃくちゃ」な人に見えます。
カタナシの人たちは研修中にすぐに見分けがつきます。
口癖が研修に対して『応用が効かない』、『アドリブに弱い』と小馬鹿にするからです。
非常に危ないです。
コンサルをしていて、このカタナシの人達が、ビジネスを始めて
どうもうまくいかないから何か助言がほしいと言われても
なかなか時間が掛かります。
かなりの気合が必要です。
なぜならカタナシだからです。
カタナシな人は改善ポイントが多すぎます。
なのでまずは基本に立ち返るしかないことがほとんどです。
悪い癖を正す意思と直な気持ちが必要です。
結局、結果を早くだすためのアドリブが遠回りになり、
一番の成功への近道は『型を守る』ことだったのです。
『型を守る』
守りに守り抜くと、いずれ『型破り』になる日がきます。
その時には『自分だけの武器』まで手にしているかもしれません。
集客でお悩みの方には、まず、当たり前過ぎて効果がないと
馬鹿にしてる販促活動が無いかを見ていただきたいです。
集客が上手い企業がCMを一切しないでしょうか?
ポスター、広告、貼り紙、チラシなど紙媒体はもう捨ててしまったでしょうか?
新しい手法が効果を出すのではなく、集客の基本をついた媒体、ツールを
選んでいるかが大事だったりします。
まず出来て当たり前のことから始めてみませんか?
そのために何が基本か書き出してみませんか?
必ず道はあり、突破口は開けます。